秋になったらエレカシを聴こう。
さぁ頑張ろうぜ。この一言で僕は一日を乗り切ることができます。
エレファントカシマシとは不思議なバンドだ。
あんなに「頑張ろう」を乱発するアーティストもいないだろう。しかしその言葉に薄っぺらさは一切感じられず、心にじんわりと溶けていく。
エレカシは僕の心の支えです。さっき自問自答の末結論しました。
さて、そろそろタイトルに触れていきたいと思いますが、秋という季節はエレカシを聴くににはもってこいの季節だと僕は思うわけですよ(まあもう秋も終わるころですけど)。エレカシといえば「ポジティブ」、というイメージが持たれがちですが(僕の勘違いかもしれませんが)けっこー「センチメンタル」な曲も多いんすよね。
そこでおすすめしたいのが9枚目のアルバム「明日に向かって走れ」です。
このアルバムには皆さんご存知、去年の紅白歌合戦でも歌われた超名曲「今宵の月のように」が収録されているアルバムです。
がしかし!!
このアルバムはこれだけじゃないんすよ!!!他の曲もこれまた心に染みるんです。
なので今回はこのアルバムの中から僕がこの季節に合うと思う曲を僭越ながら紹介させていただこうと思います。
まず1曲目は「昔の侍」です。
いや渋っ!!選曲渋すぎ!!
いちおう言っておきますが選曲に関して今回はメジャーどこは避けてますのでご容赦ください。
冷たい風に吹かれながらこの曲を聴いたら涙腺崩壊待ったなしです。
まあ本当はあんまり「この曲泣ける!!」とか軽々しく言いたくないんすよ、なんかその一言で良さが半減されるというか、なんか上手くは言えないんですけどツイッターとかで「この話泣ける!!みんなも読んで!」みたいな感じでアイフォンのメモに数ページにわたって書かれてる泣ける話みたいな?
お前のその一言で泣けるもんも泣けねーんだよ!読む気なくすわ!ていうかそもそも読まねーし!!
みなさんもこういう感情になりますよね?僕だけじゃないはず。ないと信じたい。
ですがここは敢えて言わせてください。
この曲泣けます。
後半の歌詞が良いんすよね。
ああ さよならさ 滅びし日本の姿よ さよならさ 我らが青き夢よ さよならさ 我らが青き日々よ
自分の過ぎ去った青き日々に思いを馳せ、この曲を聴いてみてください。きっとあなたの目頭にも何か熱いものが込み上げてくるかと思います。
続いて紹介する曲は「ふたりの冬」。
君が笑えば 町も笑うさ そう 輝く季節の中で
この歌詞が僕はすごく好きで、昔片思いしていた女の子がいたんですけど、たいした進展も無くその恋は終わって、そんなときにたまたまこの曲を聴いたら、「君が笑えば町も笑うさ~」の出だしの部分でその子のことを思い出し、胸を痛ませるという何ともアオハルな思い出があります。歌詞自体は特に別れの歌というわけでもなさそうなのですが「ああ このまま どこにも行けやしないさ」や、「もう輝く季節は過ぎて」など所々に物悲しさが漂っていて、二人のこの先を暗示しているようにも思えますよね。
最後に紹介する曲は「遠い浜辺」です。
イントロから素晴らしいです。
日々の生活で傷ついたオレたちの心を癒す名曲っすね。
何だろう、エレカシって良い意味でどこか「庶民的」?というか、すごく身近な感じがしますよね。この曲は特にそんな感じがします。「日常」っていう長い長い毎日の積み重ねの中で感じる、やるせなさや虚無感みたいな感情が上手く表現されていると思う。
でも最後には、希望を忘れんなよ!!って宮本さんは言ってくれてる気がします。
以上が僕がお勧めするエレカシ秋ソング(「明日に向かって走れ」から)でした。
まあぶっちゃけ全曲…というかこのアルバム自体ががお勧めなんですけどね。
せっかく聴くならアルバム通して聴いてください。その方が絶対に良いです。
それではみなさん
ドーーーンといけよぉぉお!!
さようなら。